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お葬式の習俗

お葬式の習俗① 『お骨あげの地方習俗』 

  • 2015年11月4日

◆ 木と竹の素材異なる箸を用いて拾骨する。

 厳密な意味は不明です。にもかかわらず多くの地域で今でもなされている拾骨時のしきたりとなっていることが多く見られます。
一つには、 「箸をたがえる」ことは、日常的でない作法であることから、非日常である葬儀時において、あえてこのようなことを行なうということ かもしれません。葬送儀礼の 多くは、日常的な行いの「逆」(さかさ)を行なうしきたりが多く、拾骨においてもそれに順じているのではないかと考えられます。また、竹と 木は互いに『接木』が出来ないことから、『決別』を意図する深層も汲み取れます。同時に竹は『節目』の表象であることや、その成長力 の力強さから『再生』のおまじない的な意味もあるかもしれません。

 

◆ 二人で同時に拾骨をするしきたり(はさみ合い)

拾骨はし これも日常しない行いです。食事時においては、マナー違反ですね。けれども非日常の葬送の世界では、そこに意味を持たせます。 一つには『橋渡し』。 つまりこの世からあの世へ渡っていく過程を『橋』に見立てて、これに『箸』をかけたもの、という説。もともと「はし」と云う語源には、端・橋・柱・先・・・など、突端や 別の次元との境をつなぐものという意味があります。
二人で同時に一つの遺骨を挟む場合と、一人が挟んだものを別の人が箸で受け取るというような2種類のお骨上げ所作が見られます。
 いづれにしても葬送儀礼の非日常性から、遺された人々など立会われる方々に、それなりの「緊張感」を与えるしきたりで、これらを葬送における 「変成意識」(日常とは異なる意識や感覚)の創出であると考えられます。また二人で挟みあう、あるいは受け渡す行為自体が、意外と難しいことから、遺骨の取り扱いを「より丁寧」にしているのだというように解説する人もいます。

 

出典:日本葬祭アカデミー教務研究室/ 二村祐輔

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